監督として女子野球部を勝利に導こう!
八月のシンデレラナイン公式サイト・ABOUTより
ゲームでいつでも青春体験
2021年7月31日。あっつい夏が始まろうとする中、えばやんは頭を抱えていた。
手元にはスマホ、ディスプレイにはハチナイの編成画面。彼は今、オーダーを絶賛見直し中のようだ。
チーム評価はSS2、そこそこの頭ハチナイ具合といった所。ゲーム的な話をすれば、十分過ぎる数値だ。しかし、彼にとってはまだまだ物足りないらしい。
――これは、高みを目指そうと試行錯誤した地蔵の記録である。
現在はアップデートによりベンチ枠の残り2つが解放されていますが、当時はまだ未実装だったため未開放の状態で話は進みます。あらかじめご了承ください。
もう少しでSS3に乗りそう

こちらが現状のオーダーである。気持ち程度の課金しかしていないとはいえ、スタメンにはURの2文字が並ぶ。柊琴葉(1番のかわいい子)だけは2万円強の課金をして引いた。贔屓だからである。
チーム評価値が39000を超えればSS3。つまり、あと100ちょっとどうにかして上げればいいのだ。それだけの話である。
評価値を上げる方法は大きく分けると以下の2つ。
- 選手(シーン)のパラメータやスキル・才能を伸ばす
- チームスキルを発動させる
前者については読んで字の如く。レベルを上げるなり凸るなりする事でパラメータを底上げしたり、デレスト(シンデレラストーリー。選手育成モード的なやつ。ハチナイで一番ゲームやってる)やアイテムを活用してスキルを付けたりして、選手自体を強化することで評価値を上げる方法である。強さがそのまま評価値に反映されるのでわかりやすい。
URについては後でまた触れるが、SSRまではある程度簡単にほぼほぼMAXまで強化できる。簡単じゃない部分は希少アイテムが必要というだけの話なので、時間の問題だろう。つまるところ、頭ハチナイであれば一瞬で頭打ちだ。そこで取る手段がチームスキルの発動である。

後者のチームスキルとは、各スキルに設定された条件を満たすようにオーダーを組むことで発動するスキルである。その条件は様々で、選手のパラメータやスキルを参照したり、属性を揃えたり、特定の選手を配置したり……。とにかく色々ある。参考までになんJハチナイ攻略wikiのリンクを用意したので、見てみて欲しい。

真の最強を目指すのであれば、最初からこの一覧とにらめっこしながらオーダーを考えていけばいい。が、そんなプレイができるのは富豪か計画的にガチャを回している頭ハチナイか古参プレイヤーくらいだ。多くの監督は手持ちのシーンについても考えなければならないだろう。既にパズルみがある。
改善の余地はあるか

ここで先程の編成画面に戻る。下の枠の部分が発動しているチームスキルだが、既に色々なチームスキルが発動している。解説はめんどくさいので割愛するが、色々試行錯誤した結果、というかセオリーをなぞった感じだ。その結果、今自由にシーン変更できるのは大咲みよ(ベンチ左から3番目)だけである。カツカツ。
ベンチのシーンをひとつ変えたところで、そう簡単に新たなチームスキルは発動しない。なのでこれ以上は無理かと諦めていた。……のだが、僕は大きな見落としをしていた。URの存在である。

先程URの解説を後回しにしたが、それはメモリアルリンクがあるからである。他のシーンをリンクさせることで、そのシーンのステータス等を引き継ぐことができる機能だ。ある程度制限があり、場合によっては希少アイテムを大量に消費する必要もあるが、育て切ったURでも更に強化することが可能となる。メモリアルリンクはステータス・スキル・守備適正の3種類で、URごとにその数やリンクできる選手が決まっているため、ちょっと考えないといけない。
URを編成するデメリットももちろんあり、同名選手やリンクさせたシーンは編成に組み込めなくなる。リンクさせたシーンについては複数所持していればできないことはないが、一般頭ハチナイプレイヤーには重すぎる。オーダーのパズル化が加速する。
ここまで解説してやっと本編
URは育て切れればハチャメチャに強いので、(ベンチ特化型の河北や不安定な阿佐田といった例外もあるが)基本スタメンに採用しない手はない。しかし前述の通り、育て切るためには希少アイテムを大量に消費する必要があるのだが、足りない。最近ちょっと改善されたのだが、それでも通常プレイでは追い付いていないのが現状である。
僕のオーダーにもそんな選手たちがいる。九十九・小鳥遊・ハルヒの3名だ。優先順位が低いために、彼女たちのスキルリンクの枠は現状宙ぶらりんの状態なのだ。
ここが盲点だった。うっかり見落としがちなのだが、スキルリンクのスキルもチームスキルの発動条件に当然カウントされる。これに気付くのに時間がかかった。アイテムと手持ちシーンが潤沢であれば、スタメンURのスキルリンクなんてのは向日葵スキルを付けとけばいいからだ。
僕は早速紙とペンを引っ張り出すと、筆をガリガリ走らせつつ考える。
まずは現状の整理からだ。スキルを変更できる選手は以下の通り。

投手の神宮寺・すこの柊・強い東雲は既にスキルリンクの育成が完了している。しかし有原については東雲の枠が余っており、前述の3人は手つかずだ。この4人のスキル枠とベンチ1枠を有効活用しよう。
そしてスキルのみで発動させられるチームスキルのうち、現実的なものは次の3つ。
- 勝機到来(☆2)…好機活用の極意×3人
- 徹底した守備意識(☆2)…守備範囲拡大の極意×3人
- 聖夜の願い(☆2)…ハッピークリスマス!×3人
他にも候補はあるが、要求人数が多かったり(空き枠を圧迫する)ランクが少なかったり(評価が伸びない)という理由から割愛する。もちろん上手くハマりそうであれば採用してもいいと思うが、手持ち次第だろう。上記の3つのスキルのどれを誰が持っているかでいい感じの組み合わせが決まるので、パパっと表を作ってしまおう。

この時点で聖夜の願いの発動は無理という事が分かった。一見ベンチも使えば発動できそうだが、ひとつのURに同じスキルを2つ付けても意味がない(少なくともチームスキルは発動しない)からだ。
では勝機到来と守備意識を両方発動できるのか。答えはYESだ。ただし上記の理由から、どう頑張ってもどちらかが1個足りずベンチで補う必要があるので、各スキルで絞り込みを掛けて手持ちを調べてみた。その結果、フェス限の初瀬をベンチに入れるのが最善だろうという結論に至った。

どうだろう、スキル1つ付けるのもこんなに大変なのだ。これをパズルと呼ばずして何と呼べばよいものか。
……ということで僕のオーダーが遂に完成した。いや、むしろ本番はここからだ。足りない素材(主に栞)を集める無限周回編が始まる。ろくに育成してなかったからだ。まあこの程度は並の頭ハチナイなら適当に作業しながらでもこなせるので一瞬である。貯めてしまったアニメを消化するついでに数時間走った。

遂にオーダー完成
数時間後。遂に渾身のオーダーが完成した。それがこちら。

これはほんとに偶然だったのだが、ピッタリ40000になった。岩城と東雲の親愛度は育成途中な上、練習等でジワジワ伸ばせるので最終的な数値はもっと高い。冒頭でお伝えした通り、現在はベンチ枠が2つ増えているので、もっと色々できるだろう。
やっぱり最終的には向日葵スキルを付けるべきだと思うが、この考え方も結構大事なはずだ。スキルリンクMAX・リンクシーン5凸のSSRであればスキルを2つ引き継げるからだ。この経験が活かされる可能性もゼロではないかもしれない。その境地に達する前にサービスが終了するかもしれないが……。
これは余談であるが、オーダーを見直したのには理由がある。数日前にハチナイ合作2021が投稿され僕も参加しているのだが、エンディングで自慢のオーダーを晒す必要があった。そのために一生懸命考えたのだ。合作内ではコスプレにもチャレンジした。是非見てみて欲しい。(コスプレは後日ブログの記事にもする予定)
果たしてどのくらいの方がここまで読んでくれたか分からないが、ここまで読んでくれた方は恐らく頭ハチナイかハチナイを楽しめる素質のある方だろう。是非僕のこの奮闘を参考にしたりしなかったりして、最強のオーダーを組んでみて欲しい。え?クソゲーだって?まさかそんなはずはないだろう、たぶん……。
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