『Nintendo Direct 2024.6.18』の個人的感想

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デカいニンダイが終わった後と言えば、WEBAYAN恒例の個人的感想を垂れ流す記事。ソフトウェアメーカーラインナップは記事化しないという方針のため9か月ぶりの記事となる。最初にソフトウェアメーカーラインナップの注目作とDirect外であった大きい発表に触れた後、本編に入ることにするゾ。

例によってすべてのソフトに触れていく訳ではない点は予めご了承いただきたい。特に今回は触れる範囲が広いのでいつもより雑にピックアップする。

ソフトウェアメーカーラインナップ

4か月ほど前、他社メーカーのソフトを中心に発表するソフトウェアメーカーラインナップが公開された。任天堂の弾が少ない時はこういった形を取ることがあるため、これ自体は珍しい物でも無い。なんならこのパターンでも強いソフトが紹介されることはあるので、なかなか侮れないものだ。

スーパーモンキーボール バナナランブル

モンキーボールの新作が出ることあるんだ……と思った。いやまあ、根強い人気があるのは確かだし、RTAが盛んなゲームでもあるので新作を待ち望んでいたプレイヤーは多かっただろうけども。オンラインで16人対戦ができるようになるため、よりハチャメチャな玉転がしが楽しめることだろう。猛者が16人集まったら一体どうなっちゃうんだろうか。

ソリティ馬 Ride On!

隠れた名作『ソリティ馬』。上手にソリティアをすればするほど、お馬さんが速く走ってくれる。謎ゲーのように見えて実は結構面白い(らしい)。Apple Arcadeでも遊べることはあんまり知られていないし、開発がゲームフリークなのはもっと知られていない。

ゲームセンターCX 有野の挑戦状 1+2 REPLAY

僕の青春の一部分、有野の挑戦状。収録ゲームが(元ネタがあるとはいえ)どれもよく作り込まれており、当時は感心したものである。時代ゆえの理不尽さや謎に仕込まれている隠しコマンド、ウソかホントか分からない攻略雑誌といった部分にノスタルジーを感じたプレイヤーは多い事だろう。ゲーム自体は移植だが、Switch版用に新作(レトロ風)ゲームを追加したとの事なので、そのうち遊びたいなぁと思っている。

パワフルプロ野球2024-2025

ゲーム自体はともかく、まさかニンダイで大谷翔平を見ることになるとは思ってもいなかった。注目作というより大谷翔平が面白かった。それに尽きる。あとパワプロってそんな昔からあったんだ……。

MOTHER3 (Nintendo Switch Online)

MOTHER3がSwitch Onlineに加わったことで、MOTHERシリーズが全てSwitchで遊べるように。しっかり自社メーカーの弾を用意している辺りは、流石任天堂である。この後フォーエバーブルーの新作も発表されたが、トリにしては弱くない?と思ってしまったのは内緒にしておいて欲しい。


本編に入れなくなるのでこんなもんにしておこう。ちなみに『ガンブレ』やら『いっき』やら『魂斗羅』やら『エルシャダイ』なんてのも紹介されていたぞ。終わってみれば意外と内容は濃かったが、やっぱパンチは弱いよなぁ……。

任天堂ニュース

ニンダイ外で発表された任天堂のビッグニュースもピックアップ。地味ニュースも。

URL(ドメイン)変更

凄くどうでもいいように思うかもしれないが、非常に大事な変更だ。.comのようなトップレベルドメインと呼ばれる部分には意味が含まれるものもあり、特定の団体にしか使用できないトップレベルドメインも存在する。.jpは「日本」という意味を持ち、.coを付けることで「日本の会社」を表す。.comは元々「商業」を表すものだったため、自由に使えるようになった今でも商業的なイメージが付いている。

つまるところ、会社のイメージが強かったドメインを商業的なイメージが強いドメインに変更した、といった具合だ。一部のページが旧ドメインのままであることからも分かるように、URLをしっかり使い分けていこうという事なのだろう。多分。

ちゃんとリダイレクトを設定している辺り、丁寧である。WEBAYANもURLを修正したいのだが、リダイレクトが死ぬほどだるくて実現には至っていない。

映画マリオ新作制作中

MAR10 DAY、3/10に公開されたこちらの動画。内容はマリオデーを祝うもの……と思いきや、映画マリオの新作を制作中であるというニュースだった。今回もイルミネーションとの共同制作となる。

前作『THE SUPER MARIO BROS. MOVIE』は世界中で空前の大ヒット。映画評論家にはあまり好評ではなかったものの、ファンが求めていたものそのものをお出しした結果とんでもない興行収入を叩き出した。実際自分も公開日に劇場で観てきたが、最初から最後まで興奮しっぱなしの90分だった。あんなにマリオ愛に溢れた作品が、ファンに受けない訳がないだろうと思ったくらいだ。

既に期待値は限界突破しているが、果たして次作はどうなるのか?今から楽しみである。

直前にしれっと公開日を発表していた

Switch後継機種に関する初報ツイート

そろそろニンダイ来るかなぁとざわざわし始める5月、社長の古川氏がSwitchの後継機種の存在をアナウンス。ついでに6月にニンダイがあるが、その中で後継機種に触れることはないとツイートした。

そろそろ10年選手になろうかというところだったので、ファンは大喜び。次世代機という言い回しを避けている辺り、現行Switchとの互換性もあることが予想される。マイナーアップデートは数回あったとはいえ、同じハードで10年近く戦ってるのも凄いモンだ。

今期中にお披露目ダイレクトをするだろうと予想しているので、その際はまた個人的感想を書くことになるだろう。普段は単発ダイレクトで書かないので特別編だ。まあ、秋のダイレクトを半分くらい使って新ハード発表というパターンもあるが。もうワクワクが止まらない。


その他、ニンテンドーミュージアムの続報や殺害予告によるNintendo LIVEの中止、WiiUおよび3DSのオンラインサービスの終了など様々なニュースがあった。殺害予告に関しては茨城県日立市の市職員が犯人だったという事もあり、茨城出身である自分は非常に悲しくなった。基本誰も得しないので、こういったことは二度と起こらないで欲しいものである。

ここから本編だ

やっとニンダイの話ができる……。ニュースが多いと助走が長くなってしまうため、できればニンダイ内に収めて欲しい所ではある。でもそれは残念ながら僕の傲慢な願いでしかないので、今後とも任天堂には自由に広報活動を行って頂きたい。我々は付いていくのみである。

ちょっと話は変わるが、少し前にニコニコ(を含むKADOKAWAグループ)が大規模なサーバー攻撃を受けた影響で、システムがほぼ全停止する状態となった。その影響は地味にニンダイにも。これまで(少なくともここ数年の生配信は)YouTubeとニコニコ生放送で同時配信しており、ニコ生の数少ない優位性であるタイムラグの少なさを加味してニコ生を選択していた。地味にコメントも流れるし。

しかし今回はYouTubeのみだったため、いつもとは少々異なる視聴環境でのニンダイとなった。現行ハードの終わりが見えてきているという事もあり、一体どうなってしまうのか。少なくとも自分は、様々な感情が入り混じる中配信は始まったのである。

マリオ&ルイージRPG ブラザーシップ!

一発目はマリルイ。スーパーマリオRPGから派生した2シリーズの片翼を長年担っていた(もうひとつはペーパーマリオシリーズ)ものの、開発元が倒産したために続編は絶望視されていた。が、今回まさかの新作で登場。最初からフルスロットルである。

自分はDS時代のものを遊んだ記憶があるが、もうあんまり覚えてない。いっそのことマリオ&ルイージコレクションとか出して欲しい。

Nintendo World Championships ファミコン世界大会

情報自体は少し前に出ていたが、発売日が近づいてきたという事で。任天堂がたまにはっちゃけちゃうシリーズだと思われる。一応、ファミコン40周年を記念したソフトだとは思うのだが、そんなのどうでもいいくらいに愉快なゲームとなっている。

WiiUにファミコンリミックスという似たコンセプトのゲームがあったのだが、そっちも移植して欲しいなぁ……。

当時のワールドチャンプが再集結したおもしろPVである

LEGO® HORIZON ADVENTURES™

実はゲームが面白いレゴシリーズ、今回は有名大作アクション『HORIZON』とのコラボである。レゴコラボゲームをどの層に対して売りたいのかは永遠の謎だが、毎回ゲームがちゃんと面白いので許されている節がある。きっと今回もそうなる事だろう。

マリオもそのうちレゴとコラボしたゲームが出るんじゃないかと期待しているのは内緒だ。

FANTASIAN Neo Dimension

メンバーはもちろん開発も(当然)スクエニなので、ほぼFFと言っても過言ではない。

……というのは半分冗談だが、ゲーム性は中々悪くなさそうだ。敵をストックしてまとめて戦えるというシステムは、どう考えてもRTA勢が好きなヤツだろう。注目ポイントそこかよ!と思うかもしれないが、僕は皆が思ってるよりRTA in Japanヘビーウォッチャーですよ。現地行く位には。また行きたいなぁ。

Nintendo Switch Sports 無料アップデート: バスケットボール

精力的に更新を重ねるSwitch Sportsにバスケが登場。リゾートのバスケと同じく2on2という中々聞かない形式で遊ぶことができる。といっても3on3(今は3×3と呼ぶ)の2人バージョンってだけなので、サクッと遊べるいいルールだ。僕はリゾート時代から3ポイントコンテストの方が好きでした。

FARMAGIA(ファーマギア)

指輪物語、ルイマン2と続き次に紹介されたのはファーマギア。いや何このゲーム?農業でモンスターを生産する??餌を育てるんじゃなくて???パルワールドの亜種か何かと思ったらコレだよ。やっぱこういう謎ゲーが急に出てくるから良いんですよね(遊ぶとは言ってない)。

なおこの後はもうすぐ発売!ソフトラインナップ区間なので割愛させて頂く。バトルクラッシュがちょっと面白そうだなと思ったのは秘密。

ドンキーコング リターンズ HD

スパドンの系譜でありながら遊びやすくなったドンキーコングリターンズが、HDになって再び登場。Wiiの頃にはすっかりレア社との縁も切れてしまったため、SFC三部作ほどのヤバさはない……と思いきや、やはりフルクリア(今回は200%)は厳しい道のりとなる。当時のプレイヤーは遊びやすいドンキーコングにさぞかし感動したことだろう。

もちろんみんな大好きトロッコステージもあるよ!

ドラゴンクエストIII そして伝説へ… & ドラゴンクエストI&II (HD-2Dリメイク)

正直今回はこれだけで120点あげたい。やっと情報が出ました、DQ3リメイク。しかも1と2も合わせて、ロト三部作がHD-2Dで蘇るぞ!ヒャッハー!!!!!

初報の映像と見比べてもだいぶテコ入れされてたり、そもそもフィールドが高低差あり過ぎだったりとインパクトは絶大。ドラクエの日にロクな情報出さなかったのはニンダイで発表するためかぁ、そりゃそうだよなぁ。宣伝力がケタ違いだもん。

スクエニはこの調子でドンドンHD-2Dリメイクしてあげてください。FFもピクリマとかいうしょっぱいリメイク作ってないでHD-2Dリメイクしよう!3とか5とか6あたり出したら完成度次第では絶対売れるって!ついでにフォーマットを他会社に提供して往年のドット絵名作ゲームをHD-2Dリメイクしよう!

綺麗になり過ぎてちょこちょこどこか分かんない場所あったくらいにはHD-2Dリメイクのいいとこが出てる。海外人気はイマイチなドラクエシリーズも、今作で跳ねるかもしれないね。それもこれも実績を積み上げてきてくれた浅野チームに感謝。いい流れを生んで12に繋げよう。

たぶん1分くらい言ってたと思う

MARVEL vs. CAPCOM Fighting Collection: Arcade Classics

恐らく待ち望んでたプレイヤーは多かったであろう、マヴカプコレクション。ゲーム自体が全然移植していないというのもあり、結構インパクトのある情報。古いハードを引っ張り出すかゲーセン行くかしか遊ぶ方法が無かったんですもの。NintendoNYは凄く盛り上がってたんじゃないかな(適当)

小学館の謎対戦アクションゲーとサンリオのどう森みたいなゲームが続いたので、しばらくこのノリが続くかなと思っていたのだが……。

かまいたちの夜×3(トリプル)

急に名作ホラーノベルゲーム、かまいたちの夜シリーズ三部作が遊べるトリプルをお出しされました。急にホラー路線行かないで。いや、名作名作とは言われつつもストーリーは何となくしか知らないのでちょっとやりたい。なんにせよ往年の名作が集まってくるのは良いこと。Switchはノベルゲーとの相性もバツグンだぞ。他が勝手に自滅しただけだけど。

パーフェクトダーク (Nintendo Switch Online)

Switch Onlineにも追加ソフトが。ゴールデンアイが来たってことは当然……パーフェクトダークも来るんですよねぇ!ゴールデンアイが強すぎてパッとしないパーフェクトダークだが、こちらも負けず劣らずの名作ローカル対戦FPSだぞ!海外勢はこの辺で目玉ひん剥いてるんじゃないかな(適当)

4つの剣も地味に4人プレイの敷居が高かったので、オンラインで遊べるようになるのは最高。通信ケーブルが要らないなんて……!

スーパーマリオパーティ ジャンボリー

フェアリーテイル、ファントムブレイブ、ソフトラインナップとニンダイの攻撃は止まらない。次に繰り出したパンチは……マリオパーティ新作!

本来マリパはコンスタントに出すゲームなので、任天堂の考えるゲームサイクル的にはマリパを出す絶好のチャンスだったのだろう。結局こういうゲームが強いのだ。クソ長マップを5周するマラソンみたいなモードが面白そうだった。めっちゃ大人数だったし。

ゼルダの伝説 知恵のかりもの

これも大変たまげた。最初は「夢をみる島みたいなグラフィックだしゼルダのリメイクかなぁ」くらいに思ってたんですけど、普通に新作だった。しかもシリーズで初めてゼルダが主人公だぞ。ゼルダの伝説(主人公はリンク)じゃないぞ。良かったなぁ!

青沼さん曰く「次に見直すあたりまえは主人公」とのこと。フィールドにあるものを拝借して、攻略に使っていくことができる。流石にブレワイほどの自由度はないが、見下ろし2Dゼルダの中では破格の自由度を誇るシステムだ。マップは何となく神トラっぽいのだが、果たしてどのタイミングの出来事なのか。

異空間に吸い込まれながらもゼルダを開放するリンクさん、バリイケメン……。

金ピカの本体も出るよ

Stray

例の猫ちゃんゲー、StrayもSwitchに参戦。移植できるんだね……。

ゲームさんぽかなんかで「物凄い猫の動きにこだわってる」と専門家に言われてた気がする。ずっと面白そうだなぁと思いつつも手を出してなかったな。ソフトは持ってる気がするけど。結構酔うらしいです。

逆転検事1&2 御剣セレクション

根強い人気がある電波人間とフォールガイズみたいなエギーパーティーの後に来たのは、ご存じ(の人の中でも未プレイが多そうな)逆転検事。コレクション商法で移植しまくってる逆裁シリーズなので、正直そろそろ来るかなとは思ってた。あとは7とかレイトンコラボ系がくれば全部遊べちゃうけど、前者はどうも評判がイマイチで、後者はレベルファイブだからな……。一生移植してそう。

この後はソフトラインナップゾーン。ウマ娘は早くみんなでやりたいね(くにおくん要素に惹かれている男)

HUNDRED LINE -最終防衛学園-

一目見てダンロンチームって分かるし、まずダンロン新作を疑ってしまうのはよくない癖。でもしょうがない、毎回あの手この手で料理してるけど匂いはがダンガンロンパなんだもん。残念ながらそんなに詳しくないので味まではわからない。

そういえばトライブナイン、開発は順調に進んでるらしい。野球要素が完全に死んでる。

ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン

……七英雄の伝説……

数多くの悪しき魔物を倒し
世界を救い、その後

いずこかへ消えた……

映像の冒頭で脳裏にこのテキストが浮かんだプレイヤーもいることだろう。フルリメイクして3Dで蘇るなんてねぇ!ビックリですわホンマ。最近のスクエニの勢いを感じる。

こうなってくるとピクリマの出来の悪さがより目立ってしまって大変だなぁとしみじみ。毎回言ってる気がするし配信でも常々口にしているが、そろそろ手を打たないとマズいと思う。残念ながらこの声は届かない。

メトロイドプライム4 ビヨンド

まあ正直ね、そろそろ来るとは思ってた。でもいざ発表されるとテンション上がっちゃうもんだね。延期に延期を重ねたメトロイドプライム4、やっと世に出そう。

完全に海外人気のゲームなので、もうファンは凄いことになってそう。NintendoNYにも横たわってる人居たし。この画像が見られただけで正直満足でございます。

感想

言うまでもない。100点満点中の120点。

後継機へ向けた最後の追い込みといった所だが、容赦なく新作やら待ちわびたモノやらをぶち込む任天堂はもちろん、ニンダイというある種の祭りに惜しみなく弾を提供する各メーカーには頭が上がらない。特に今回は後継機発表済み・映画関連解禁済みという中で120点を叩き出した内容・構成に惜しみない拍手を送りたい。

6月は本来であればE3期間だったので、各メーカーがニンダイ的なことをやっている。今回も大手3社の発表会を見比べてみたが、やはりニンダイだけは格が違うなと思った。ラインナップがイマイチでも構成力で肩を並べてくるのだ。ラインナップが最高なら負けるはずがない。だからニンダイをパクって面白くするんだ!ゲーム紹介は長くても3分!できれば短く!全体はなんとか4~50分に収める!暗い雰囲気のゲームに偏らせない!発売日は頑張って直近に!

Xboxの「発売日からゲームパスで遊べます」アピールは評価してます。

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