マリオカート8DX移植コース超大穴予想

マリカ8DXコース追加パックの第3弾が配信され、残り半分となった。第2弾の配信後にも大穴予想と銘打って新コース予想をしたが、まああんなの当たるはずがない。いや京都は割とありそうだし鈴鹿は来て欲しい(願望)のだが、新コースはやっぱ当てるの不可能なんじゃないかなと。ACからの移植は……あるかなぁ？

そこで今回は的を絞り、家庭用機の過去作から移植されそうなコースを予想していく。しかしあれだ、普通の予想はみんなやってる。そこで、少し趣向を凝らして『魔改造された上で移植されそうなコース』を予想しよう。そういう意味での大穴予想だ。なお、この記事での魔改造とは「64カラカラさばく」「DSピーチガーデン」みたいな方向性での改造のことだと考えて欲しい。いやあ、まさかピチガに逆走ギミック入るとは思わないじゃん？しかも道増えてるし。

今回この記事を書くために、過去のマリオカートシリーズを全て(動画で)復習し、その中から8DX未移植のコースをリストアップ、更にその中から激ヤバ移植の可能性があるコースをチョイスした。どう考えてもこんなクソしょーもない記事を書くために掛ける労力じゃない。また改修案を用意するにあたって、自称・サーキット設計者であるエバヤン・ティルケ氏に監修をお願いした。現地視察も既に終えているとのことだ。決して一人二役ではない。

①あの謎土管が復活『GCキノコブリッジ』

マリオカートダブルダッシュ。GCで発売されたシリーズ4作目であり、家庭用では唯一の2人乗り。異色の作品ではあるが根強いファンも多い。そんなGC版のコースは妙に作り込まれている。まずはコチラの動画をご覧いただきたい。

移植の際に大抵は削除されてしまうのだが、GCコースには謎ルートがそこそこある。ヨッシーサーキットの地下道とか好きなんだけどなぁ……。それはさておき、GC版からキノコブリッジを選んだ理由は2つ。先の動画にも登場した謎土管を活かしたいのと、逆走したら面白くなりそうだからだ。

あの謎土管はマジで何の意味もないので、DSでの削除はある意味致し方ない。ならばいっそのこと、この土管を軸に魔改造してしまう事で、再度移植する意義を見出しつつ土管も復活させようという作戦だ。カラカラさばくもピーチガーデンも、どうせ「あの無意味な線路の上を走らせたい」とか「左下のスペースを埋めたい」とかそんな理由でレイアウト変更してると思っているのだが。ないか。

閑話休題。GCキノコブリッジのレイアウト改修案がこちら。

LAP1とLAP2の途中までは普通に走る。GC版をベースに、アーチの上も出来れば通れるようにしたい。通りたいし。一般車両は進行方向に走らせておく。大きく変わるのはLAP2終盤から。チェッカーライン手前で例の矢印によって土管ルートへ誘導される。土管は橋の方に向いており、大砲に改造されている。つまり、土管に入るとグライダー状態で打ち出される。ついでにラインを通りLAP3に入りながら橋の間を飛んでいき着地、そのまま逆走で1周しゴール。一般車両も全て対向車になり、スリリングなレースを楽しめるという算段である。

エバヤン・ティルケ氏によると、チェッカーライン判定との兼ね合いで土管の位置・ラインの位置を調整する必要があり、その上グライダーで滑空することを想定し橋のデザインを改修する必要も出てくるかもしれないそうだ。総工費はGBAマリオサーキットの改修費よりは安いだろうとのこと。

それを踏まえた別案として、チェッカーラインを橋の手前に持っていき、LAP2で大胆に橋の下をくぐるように道を増やすのもアリだ。この方法であればLAP3のラストに橋の上を走れるので見栄えも良い。ただし、スタート位置が変わってしまうので微妙かなとも思ったりする所はある。鈴鹿サーキットもF1始まる前と後でラインの場所変わってるし大丈夫か。

②あそこを左に行ってみたい『GCキノコシティ』

続いてもGC版より、キノコシティ。こちらのコースも先の動画にある通り、謎の道が多い。中でも一番気になるのが、高速セクションにある分かれ道。看板に「Do not enter」と書いてある通りこの先へ進むことはできないのだが、行きたい……！

という事で、GCキノコシティのレイアウト改修案がこちら。

今回はLAP2を全くの別物にしてみた。まずLAP1を普通に走りチェッカーラインを踏んだ後、禁断の左ルートへ。この先はゲーム内で描かれていないので想像になるが、今回はとりあえずいい感じに1周させてみた。その後反対側から合流、そのままLAP3を普通に走りゴール。うーん、無いものを足し過ぎるのは流石にやり過ぎか？

このコースは色々バリエーションを考えることも可能だ。市街地との合流部分を変えたり、Tour都市コースのようなギミックを付けて周回ごとに通る場所を変わったりしてもいいだろう。エキサイトバイク・どうぶつの森に続くランダム変化コースとして改造することも考えられる(このコースが選ばれなくなるかもしれないが……)。

エバヤン・ティルケ氏は「市街地コースのサーキットデザインは難しく、あるものをどれだけ有効に利用できるかが腕の見せ所。現地調査でもなるべく多くの情報を集めるようにはしたが、進入禁止の先はどれだけ調査しても分からなかったため、そこがどうなっているかが鍵となるだろう」と話していた。

しかしまあ、普通に移植されなさそうな気はする。市街地系のコースはもうお腹一杯だ。

③いっそのこと合体させてしまえ『GBAクッパキャッスル』

GBAコースは絶対に魔改造(主に見た目)されるので意識的に候補からは除外していたのだが、いや待てよ、合体させる可能性もあるなと。ベタ移植を意識していそうなSFCではなく、魔改造が許されていそうなGBAコースならワンチャンある。GBA新規コースで唯一ナンバリングになっているクッパキャッスルを合体し、新生・GBAクッパキャッスルにしようという作戦だ。

……と、ここまで書いて思ったのだが、GBAクッパキャッスルは4つもあるため全て合体させるとセクション数が多くなってしまう。流石に長すぎると顰蹙を買いかねないので、比較的単調で面白みに欠ける1を除外し2～4を合体させる方向性で考えよう。それではお待ちかね、新生・GBAクッパキャッスルのレイアウト改修案がこちら。

すごく……ゴチャゴチャしてます……。

どう考えてもこれはないわ。3回くらい冷静になってもあり得ないね。一応、2→3→4の順に走るような感じ。もうしっちゃかめっちゃか過ぎて、一周回って走ってみたい。この画像作るのが大変だった。エバヤン・ティルケ氏もこの案には難色を示しており、試みとしては面白いが誰のことも考えていない、最悪なコースデザインと述べている。詰め込み過ぎるのは良くないといういい例だ。

ただ、クッパキャッスル4は魔改造された上で移植されてもおかしくない。クパキャはDSとかもいい感じなので何とも言えないが。絶対1個は間違いなく入ると思うんだよなぁ。

という事で、魔改造移植されそうなコースを3つ挙げてみた。キノコブリッジが一番ありそう。これだけはっちゃけてくることは流石にないとは思うが、ちょっとしたアレンジを今後もしてくるかもしれないと思うと今から楽しみである。しかしまあ、改めてDLCを見るといよいよ何でもアリだなぁ。

折角なので今回も真面目なコース予想をしようと思う。第4弾に収録される都市コースはズバリ『アムステルダムブルーム』と『シンガポールスプラッシュ』だ！どっちかは当たるといいなぁ。以上。