【連載企画】えばやん初めてのGSR全力応援!【第3回・こぼれ話と富士の話】

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皆さんどうも。えばやんです。

ゲムマの準備だったり葬式だったりとめちゃくちゃ忙しい中ですが、連載である以上更新を止めるわけにはいきませんので今回も頑張って書いていきます。第3回は次戦・富士の話をメインに、ついでにSUPER GTの豆知識やモタスポのこぼれ話をしていこうかなと。それにしても前日に更新って、なんてわちゃわちゃしたスケジュールで動いてるんだ……。

チームミーティング第2回!

レース前恒例のチームミーティングもありました。基本的に前戦の反省会と次戦の予想をしていくのですが、話はもっぱら荒れに荒れた初戦岡山の話に。詳細は各自ログを確認して頂ければと思いますが、要点はタイヤ交換のタイミングをどうするべきだったかに。

結果論になるので明確な結論が出るわけではないのですが、悪コンディションにSCやFCYの連発でやる事なす事全て裏目になってしまったとのこと。もう少し思い切った判断ができていればあるいは……ということでした。他にも色々ありましたが、概ね前回の記事でまとめた通りなので割愛。ペナルティーも受けた中ポイント取って終われたのでOKみたいです。

一方その日わたしは……

で、この生放送の日私は外出をしておりました。メインイベントはハチナイコラボの野郎ラーメンだったのですが、その前に時間があったのでHONDAの方に。

ハチナイ野郎(よ)ラーメン
クソデカい野崎の主張が激しい

というのも、F1のチャンピオンマシン(本物)が展示されてるっていうんですもの。こりゃ見に行くっきゃない。SUPER GTの話はしないのかよ!車の話だから許して。

うひょ~……本物だぁ~……

凄くない?こんな間近で見られること中々無いで?ちなみに滅茶苦茶人は多かったのですが、みんなキンプリの方に興味があるようで車の方はじっくり見ることが出来ました。ずっと写真撮ってたもん。

ちなみにこれはレッドブルのフェルスタッペンが初優勝した時のマシンです。よくよく見ると空力を意識した結果気持ち悪い謎のパーツがいっぱい付いてて面白いですね。ホンダとアストンマーチンが並んでるのも中々壮観ですね。タイヤもデカい。

いや、ちょっと待ってください。後ろに映ってる車はもしや?

この写真だと分かりにくいが横幅がまあまあある

ひえ~、NSXじゃないですか。こいつはSUPER GTでも活躍してるカッコいいマシンですぜ。

2023シーズン、NSXはGT500クラスで5台参戦しています。来年からベース車両をシビックに変更するらしいので、現行NSXの参戦はラストシーズン。見納めです。

それにしても運転し辛そうだなと。去年GSRのチャンピオンマシンを見た時も思いましたが、どう考えても運転席から前全然見えないんですよ。よく運転できますよね……。あとやっぱり中身抜きまくってスッカスカなの面白いです。それにしてもカッコいい……。

こぼれ話・タイヤが命運を分ける

この辺で前回命運を分けた要因のひとつ、タイヤの話でもしましょう。急にどうしたって感じですが、レースにおいてタイヤというのはとても大切なんです。そらまあ如実にタイムに表れてしまいますからね。タイヤマネジメントなんて言葉があるくらいです。

岡山の時もそうですが、天気が悪いと一番大変なのがタイヤ選択(とそれに付随するピット作業)なんですね。現在一般的なスリックタイヤと呼ばれるタイヤは、溝が無いツルツルしたタイヤです。そんなんで地面をグリップできるのか?と思うかもしれませんが、ことトラックにおいては全く問題ありません。スリックタイヤは表面を熱で溶かすことでグリップ力を得る仕組みになっています。だからあんな高速でのコーナリングが可能になるんですね。

逆に言うと正しく熱を入れることが出来なければ、性能を最大限に発揮することはできません。温度が低いのはもちろんのこと、高すぎてもいけないのです。

現状ワンメイクではないので、各チームはどのメーカーとやるかも選択していくことになる

温度が低いのは分かりやすいですね。タイヤを溶かす以上、熱が入らなければグリップを得ることができないため全く意味がありません。これは余談ですが、SC中に蛇行しながら走る様子を見たことがあると思いますが、アレは少しでも距離を稼いでタイヤの温度を下げないための工夫(?)なんですね。

一方温度が高すぎると何が良くないのか。一見すぐにタイヤの性能を発揮させることが出来て良いじゃん!と思うかもしれませんが、それはつまりタイヤの消耗が激しいということ。タイヤも使い過ぎると本来の性能を最大限に発揮できないどころか、バーストする危険性も高まってしまいます。そうなる前にピットで交換するのですが、ピット作業はそれだけで大幅なタイムロスになってしまいます。回数は最低限に抑えたいのです。

だからこそのタイヤマネジメント。タイヤは少しずつ性能の違うものを何本か持ち込めるので、その日のコンディションを見極めて最高のパフォーマンスを発揮できるように選んでいく必要があります。熱は少しでも入りやすく、でもタイヤがダメにならないラインを攻めたい。難しいですね。

そんなスリックタイヤですが、濡れた路面には物凄く弱いです。もうツルツル滑っちゃって危険。なのでレインタイヤ、人によってはウェットタイヤとも呼んだりしますが、それに履き替える必要があります。レインタイヤには溝が入っているので、トラックが濡れていようがある程度のグリップは保証してくれます。が、それでも雨が強すぎるとスピンしまくって危険なので、この前の岡山の様に赤旗中断になったりする訳です。

※タイヤに溝が入っている……そもそもスリックタイヤが濡れた路面に弱いのは、タイヤと地面の間に水が入り込むとハイドロプレーニング現象が簡単に起こってしまうからである。溝を入れるとある程度水を外側に逃がせるので、ハイドロプレーニング現象が起こりにくくなる。あくまで起こりにくくなるだけで許容量を越えたらもうどうしようもない。ちなみにスリックタイヤに溝が無い理由は単純明快で、地面との接地面を少しでも増やすため。

さて富士はどうなるか

さて話をSUPER GTに戻しましょう。もう予選まで24時間切ってますが、次戦は富士スピードウェイです。距離は450km。前回同様、簡単にサーキットの情報をまとめてみます。

2023 AUTOBACS SUPER GT Round2 FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACE

富士スピードウェイ(1周:4.563km)
レース距離:456.3km(100周)
GT300チェッカー予想LAP:90周

現在のコースレイアウトは、あのヘルマン・ティルケ氏によって改修されたもの。超ロングなホームストレートやとても鋭角な第1コーナー、前半の高速コーナーセクションと後半のテクニカルセクションという分かりやすい構成になっています。ある程度改修前の面影が残っているとはいえ、それでも見て分かるティルケサーキットです。

今回も決勝レースの天気が微妙なので、晴れるようにお祈り。ミーティングで「BoPは悪くない感じ」と言っていたので、天気さえよければいい結果が残せそうです。なお、2戦目からはサクセスウェイトが導入されます。簡単に言えば強いマシン(というよりはドライバー)に重りを乗せて遅くしてやろうってやつです。どれだけウェイトを乗せるかはドライバーズポイントに依存するのですが、現在GSRの2人は2P、そしてGT300はポイントの3倍のウェイトを乗せるので+6㎏となります。ちなみに、第7戦は1.5倍、最終戦はウェイト無しになり、最大で100kgまでです。

チームのコンディションは悪くなく、何なら優勝するぞと意気込んでいるので大丈夫そうですね。自分は片手間に見ていくことになると思うので、岡山の時ほど実況はできないかもしれません。

去年はあと一歩で優勝を逃した富士。今回こそは勝利をもぎ取りたい所です。ということで以上!いけいけ!fightgsr!

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